2025年5月31日、「PITAAAN!(ピターン)」にて、開所から1年をふりかえる活動報告会を開催しました!
当日は、桜井市長・土屋副市長をはじめ、助成金の資金分配団体を代表して、特定非営利活動法人みんなのコードの利根川様にもご来場いただきました。
その他にも地域の方々、利用してくれている子どもたちやそのご家族など、合わせて20名を超える方々が参加してくださいました。
このレポートでは、笑顔と発見がつまった一日の様子をお届けします!
【PITAAAN!とは?】
PITAAAN!(ピターン)は、10〜18歳の子どもたちが、プログラミングやものづくり、デジタルの技術に触れながら、自分の「好き!」「やりたい!」を見つけ、育てていける無料の体験型施設です。
プログラミングや3Dプリンター、レーザーカッター、VR機器など最新のデジタル機材がそろい、スタッフと一緒にワクワクする体験ができます。
施設名は、子どもたちの“やってみたい!”にピタッとハマるような体験を届けたい、という思いから名づけられました。
【オープニングはクイズでPITAAAN!を知る時間】
報告会は、「PITAAAN!ってどんなところ?」を楽しく知ってもらうためのクイズタイムからスタート!
「この1年で使った3Dプリンターのフィラメントの長さは?」「1年で利用してくれた子どもたちの数は?」など、会場は笑い声と「へえ〜!」の連続でした。
クイズの答えを通して浮かび上がってきたのは、この1年で子どもたちが重ねてきた無数のチャレンジ。
何気ない1つひとつの取り組みが積もり積もって、「こんなにもたくさんの“やってみたい”が生まれていたんだ」と実感できる時間になりました。
【子どもたちによる“好き”のプレゼンタイム】
続いては、子どもたち自身による発表の時間。
「僕はタイピングが楽しかったです」「僕は、マインクラフトでMOD(ゲームを自分好みにカスタマイズできる追加要素)作成をしました」-そんなふうに、取り組んだことを堂々と語る子どもたちの姿がありました。
日々の活動の中で得た体験や、少し背伸びをして挑戦したこと、そこから感じた小さな達成感や発見。それらを、自分の言葉で、相手に伝わるように丁寧に話す姿は、とても頼もしく映りました。
実際にその場でタイピングゲームに挑戦するシーンもあり、周囲の視線を集めながらも真剣な表情でキーを打ち込む様子が印象的でした。
また、マインクラフトで作ったMODの作品をスクリーンに映しながら、「難しかったのはMODを動かすためにプログラミングに取り組んだところです。うまく動かない時はとても悩みました。」と自ら解説するなど、実演を交えたプレゼンテーションも行われました。
子どもたちの発表には、「やってみたい!」という好奇心と、「やってみた!」という実体験に裏打ちされた自信が表れており、まさに“成長”と“意欲”が詰まった時間となりました。
その姿に、見守っていた地域の大人たちからは驚きと感動の声が次々と上がりました。
「実際に成長を感じられることや発表したいと思っている子ども達がいる意欲も素敵です。」「子どもたちの熱意、真剣さを間近で感じられた」-と、会場は、あたたかな拍手と、子どもたちの未来への期待感に包まれていました。
【大人も子どもも!PITAAANコンテンツ体験タイム】
イベント後半は、来場者全員が一緒に楽しめる「体験会」を開催!
子どもたちだけでなく、大人も夢中になれる、多彩なPITAAAN(ピターン)コンテンツが勢ぞろいしました。会場は、好奇心と驚きに満ちた、にぎやかで笑顔あふれる空間に。
【3Dプリンター】名前入りキーホルダーづくり
自分の名前が入ったオリジナルキーホルダーを、3Dプリンターで作成。画面上でデザインを整え、機械が少しずつ形を作っていく様子に、「すごい!本当にできるんだ!」と歓声が。完成したキーホルダーを手にした瞬間、子どもも大人も満面の笑み。
【レゴ×プログラミング】動くロボットに挑戦!
レゴブロックで作ったロボットにプログラムを組み込み、実際に動かしてみる「スパイクプライム」を体験。「こうやって命を吹き込むのか!」とプログラミングの面白さに触れ、思わず熱中する参加者が続出。大人も思わず夢中になって、親子で協力する姿も見られました。
【マインクラフト】オリジナルの家を建築
人気ゲーム「マインクラフト」を使って、自分だけの理想の家を設計・建築。アイディアを形にできる面白さに、時間を忘れて取り組む子どもたち。隣で「この色どう?」「それ屋根に使ってみよう」と、参加者同士で相談する様子も微笑ましく映りました。
【デジタルイラスト】ゴッホホのデッサン
デジタルペンとタブレットを使って、PITAAAN!公式キャラクター「ゴッホホ」の模写に挑戦。初めてのデジタル描画にドキドキしつつも、筆を動かすたびに画面に広がる色彩に、「面白い!」と感動の声が上がりました。
【3Dペン】美唄の「B」マークにチャレンジ
空中に絵を描くような感覚で造形できる3Dペンに、みんな興味津々。美唄市の「B」マークを立体で表現するというユニークな課題に、苦戦しながらも挑戦を楽しむ姿が目立ちました。「大人の方が夢中になっちゃいますね」という声も。
【参加した大人たちの声】
今回の体験会では、保護者や地域の大人たちからも、たくさんの嬉しい声が寄せられました。
・ITにふれる場というだけでなく、子どもが、信頼出来る大人ととことん話して、好きな事に取り組みながら過ごせる居場所として、有り難く感じます。親や先生以外に、色々な話しをきいてもらえる大人がいる場って、貴重ですね。
・できる事が増えていたり、今後の取り組みたいことのきっかけになっているのが素敵です。子ども達が教えられる立場になりつつあるのもすごい成長を感じました
・継続した取り組みと、さらなる進化を期待します!今回の活動報告会に参加して、利用するお子さんの保護者、地域に、ピターンの目指すところと取り組みがもっと知られると良いなぁと感じました
子どもたちの“やってみたい”を支えるつもりが、気づけば大人自身も“やってみたい”の気持ちを取り戻していた――そんな気づきがたくさん詰まった一日でした。
初めて触れるデジタル機器やプログラミング、ものづくりの技術に、大人も子どもも目を輝かせながら夢中に。
中には、「家でもやってみたい」「次回も絶対参加したい!」と早くも次を楽しみにする声も。
PITAAANは“好き’’が生まれ、“やってみたい!”をかたちにする場所。
この日も、その魅力がたっぷり詰まった1日となりました。
【最後は、みんなで集合写真!】
笑顔がいっぱいの会の締めくくりは、参加者全員での集合写真。
この1年の成長と関わりに、感謝の気持ちがあふれる瞬間でした。
【おわりに】
この1年で、PITAAAN!にはたくさんの“やってみたい”が生まれ、動き出しました。
報告会を通して、子どもたちの「好き」はもちろん、それを見守り支える大人たちのまなざしや、地域とのつながりも改めて感じることができました。
PITAAAN!はこれからも、子どもたちが自分の“好き”に出会える場所であり続けます。
ご来場くださった皆さま、配信をご覧いただいた皆さま、
そして何より、「PITAAAN!」を応援してくださっているすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
当日の様子やクイズの答えが気になる方は、PITAAAN!公式YouTubeチャンネルにて、ぜひご覧ください📺
またのご来場、スタッフ一同お待ちしています!
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